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格安SIMの基礎知識

格安SIMって何だっけ?その仕組みと、大手3キャリアより安い理由を改めておさらい(1)

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最近、テレビや大型家電量販店で「格安SIM」「格安スマホ」という言葉を目にする機会が増えました。

2017年3月のMMD研究所1の調査2でも、およそ87.8%が「格安SIM」という言葉を知っているという調査結果が出ています。

けれど、格安SIMのサービス内容を理解している割合は44.1%、実際に使っている割合は12.1%にとどまります。


「格安SIM」を利用することでドコモやau、ソフトバンクよりもスマホが安く契約できるということは知っていても、「なぜ安いのか、どういう仕組みで安く利用できるのかはわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、格安SIMに興味があるけど詳しくは知らない方向けに、格安SIMの仕組みと、格安SIMが安い理由、安さと引き替えに割り切るべきポイントとをわかりやすく解説します。

まず第一回として、格安SIMの仕組みをおさらいします。

格安SIMの仕組み

格安SIMを提供している運営会社の分類の図

格安SIMを提供している運営会社の分類

格安SIMを提供している運営会社は「MVNO(エムブイエヌオー)3」と「大手キャリアのサブブランド」に分けられます。

MVNOは、大手キャリア3社(NTTドコモ、au、ソフトバンク)から大口の顧客としてデータ通信回線を一括で借り受けて、ユーザーに格安SIMを提供している運営会社です。

サブブランドは、大手キャリアが自社の設備を使い、異なるブランド名で格安SIMを提供しているサービスです。

現在サブブランドは、ソフトバンク株式会社が運営しているY!mobile(ワイモバイル)一社のみ4で、その他の格安SIMの運営会社はすべてMVNOです。

MVNOの仕組み

MNO、MVNO、MVNEの関係を示した図

MNO、MVNO、MVNEの関係

大手キャリア3社(NTTドコモ、au、ソフトバンク)のように、モバイルデータ通信が可能な自社の設備を持つ事業者のことを「MNO4」と呼びます。

MVNOは、前述の通りMNOから回線を借りてサービスを行いますが、MNOから直接回線を借りず、MNOから回線を借りている運営会社から、回線の「又貸し」を受けてサービスを提供しているMVNOもあります。

この、「又貸し」をする運営会社のことを「MVNE5」と呼びます。

MNOから直接回線を借りているか、MVNEから「又貸し」を受けているかをあらわすため、この記事では一次MVNO、二次MVNOと記載します。

NVNEと二次MVNO

一次MVNOよりも二次MVNOの方が格下のような印象を受けるかもしれませんが、ユーザーから見るとそこに優劣はありません。

一次MVNOは大口の顧客として契約条件をMNOと交渉できたり、通信品質の管理ができる6ので、サービスの自由度が高いのですが、その反面、MNOとの契約交渉や、接続のための設備投資が必要となります。

逆に、二次MVNOは、サービスの自由度はMVNEに依存しますが、サービスを開始するための資金が少なくて済みます。

このため、後発の運営会社がMVNOに参入するさい、小さな投資でスモールスタートをするために二次MVNOとしてサービスを開始することが多いです。

一次MVNOとしては、ネームバリューが大きい自社以外のブランドに二次MVNOとして参加してもらうことで、自社を経由する利用者を増やしてMNOとの交渉を有利に行うことが出来る可能性が高まります。

NTTドコモ系のMVNE、MVNOをまとめた図
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格安SIMの通信品質はMVNEでは決まらない

勘違いをしやすいところですが、同じMVNEで接続しているMVNOの通信品質サービスはそれぞれで異なります。

一般的に、MNOから通信回線を借りるとき、「SIMカード一枚に対していくら」という私達ユーザーがキャリアと契約する時のような契約ではなく、「帯域に応じていくら」という契約をします。

ここで言う「帯域」とは「ある瞬間に一度に流せるデータ量」6です。

ある瞬間に一度に流せるデータ量が大きければ大きいほど、通信品質が高まります。

MVNEは二次MVNOに対しても、「帯域」を基準に「又貸し」をしているケースがあり、MVNE本体が運営するMVNOよりも通信品質が高い状態を維持する二次MVNOもあります。7

格安SIMのデータ通信品質はMVNEで決まるとは限りません

「LINEモバイルの品質が良かったから、OCN系の格安SIMは品質がいい」とか、「一次MVNOを選択すればいい」ということはなく、提供されるサービスが自分のニーズに合っているか基準に選択した方が幸せになれます。

ただし、MVNEによっては「どこの業者が参入しても遅くてとても使い物にならない」なんて評価を受けるところもあります。
これが、MVNEによる二次MVNOに対して提供できる自由度の差なのか、MVNEが二次MVNOに行うコンサルティングによるものなのか、わかりません。
基本的にフリービット系は評判が悪い傾向にあります。

まとめと、次回予告

今回は格安SIMの仕組みを改めておさらいしてみました。

格安SIMに少しでも興味を持ってもらえると幸いです。

次回は、大手3キャリアより安い理由を解説します。

MVNOの概略図
格安SIMって何だっけ?その仕組みと、大手3キャリアより安い理由を改めておさらい(2)

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  1. MMD研究所 - スマートフォン、タブレット、携帯電話、通信、インターネットに関する市場調査や消費者動向を調査し、無料で公開している民間調査機関。 
  2. メイン利用のMVNOシェアは7.4%(昨年4月は5.6%)MVNOとY!mobileを合わせるとメイン利用シェアは初の1割超え / MMD研究所 
  3. Mobile Virtual Network Operator(モバイル ネットワーク オペレーター)の略。日本語では「仮想移動体通信事業者」。
    MVNO 
  4. Mobile Network Operator(モバイル ネットワーク オペレーター)の略。日本語では「移動体通信事業者」と言う。 
  5. Mobile Virtual Network Enabler(モバイル バーチャル ネットワーク イネーブラー)の略。日本語では「仮想移動体サービス提供者」と言う。 
  6. MVNOが「帯域を借りる」ってどういうこと? / IT media 格安SIM Q&A 
  7. NVNOのOCNモバイルONEを運営するNVNE、NTTコミュニケーションズから回線を借りているLINEモバイルがこれにあたります。
    一時期まで、LINEモバイルの通信品質が極端に高く、ドコモ系のMVNOの中では突出した存在感がありました。 

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